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目次
オフィスや倉庫、工場のレイアウト改善を行う際、「既存のパーテーションに引き戸を取り付けたい」となるケースがあります。
引き戸(スライドドア)を設置すると、スペースの有効活用や、動線の改善、プライバシーの確保など、さまざまなメリットをもたらします。適切な工法と部材を選択し、既存のパーテーションに効果的な引き戸を取り付けるには、具体的にどのようなポイントを意識すればよいのでしょうか。
本記事では、既存のパーテーションに引き戸を設置しようと検討している方に向けて、設置可能な扉のタイプや素材、引き戸の導入で得られるメリットを詳しく解説します。具体的な引き戸の取り付け例も紹介するので、本記事を読んで効果的な引き戸の設置につなげましょう。
引き戸(スライドドア)とは、溝やレール上を滑らせて開閉する戸のことです。 溝やレールのない上吊り式もあります。
施工型の間仕切りのパーテーションは、目的に応じて空間を柔軟に区切る簡易的壁。そこへパーテーションと横方向にスライドする引き戸を組み合わせると、 一般的なドア(開き戸)と比べ、扉の開閉によるデッドスペースがなくなり、狭い場所でも空間を効率的に有効活用することができます。
パーテーションに設置できる扉には、どのようなタイプがあるのでしょうか。
施工型パーテーションでの間仕切りは、複数の工程が必要な造作壁に対し、シンプルな工程のため、コストを抑え、かつ比較的短期間で施工することができます。多くの企業が、施工型パーテーションを活用したレイアウトやその変更で、より快適なオフィス創りをされています。
仕切りを作ったり、扉(ドア)を取り付けることで個室の設置も可能で、この扉は、主に「引き戸」と「開き戸」の2つのタイプが存在します。ここでは、それぞれの特徴と活用法を詳しく見ていきましょう。
基本の開き戸タイプは、前後に扉を押したり引いたりして開閉するタイプの扉です。
オフィス内の社長室や応接室などに採用されることも多い開き戸タイプは、主に以下の2つの種類があります。
片引き扉は、押す、もしくは引いて開閉する仕様の一般的な扉を指します。別名「シングルタイプ」とも呼ばれており、頻繁に人の出入りがある場所に設置しやすいのが特徴です。
親子扉は、異なる大きさの扉が隣り合っている仕様の扉です。通常、小さい扉(子扉)は閉めた状態で固定してあるため、大きい扉(親扉)を開閉して出入りを行います。小さい扉を広げると開口が広がり、家具などの大きい物を搬入しやすくなるのが特徴です。
一方で、横にスライドして開閉する扉が引き戸タイプです。
この扉の特徴は、開閉時のスペース効率の良さにあります。従来の基本的な片開き扉と異なり、扉の開閉部分のスペースが不要なので、限られた空間を効率良く活用できます。また開口部分が大きいため、荷物の出し入れが容易なことも大きな特徴です。
主な4つの引き戸タイプを以下で紹介します。
引き戸は、引き戸レールにパネルを吊り込み、左右にスライドさせて開閉する仕様の扉です。一般的な引き戸タイプで、さまざまな場所で利用されています。
2連引き戸は、引き戸が2枚重なっている仕様の扉です。引きしろのスペースが比較的少ないため、一般的な引き戸が設置できない場合に用いられます。
スイングドアは、前後に開閉できる扉で、人の手を介さずに閉まる仕様が特徴です。台車を使って物品の搬入を行うなど、出入りが頻繁な場所に使用されるケースが多いでしょう。後述する自動ドアに比べると、コストを抑えた導入が可能です。
自動ドアは、センサーやボタンなどで扉のパネルがスライドして開閉する仕様の扉です。人の手を介さずに開閉可能なため、倉庫や工場、大型の商業施設など、人の手がふさがりやすい環境に設置されるケースが多いでしょう。
引き戸に使用される扉の素材は、パーテーションと異なるものから選ぶことが可能です。ここでは、引き戸に使われるパーテーション扉の素材を3種類紹介します。
アルミ製の引き戸パーテーション扉は、軽量で楽に開閉しやすいことが特徴です。汎用性が高いため、人の出入りが多いオフィスなどによく使われています。
スチール製の引き戸パーテーション扉は、軽量で頑丈な作りが特徴の扉です。
アルミ製のパーテーション扉と同じく汎用性が高く、スチール製ならではの堅固さも特徴です。色やデザインのバリエーションも豊かなため、さまざまなタイプの扉に使用されています。
ガラス製の引き戸パーテーション扉は、衝撃に強い強化ガラスで作られているのが特徴の扉です。
この引き戸には、枠がなくガラスのみで作られたものや、扉の一部にガラスをはめ込んだものなど、多様なデザインがあります。アルミ製やスチール製の引き戸パーテーション扉とは異なる印象を演出して、スタイリッシュな空間に仕上げたい方におすすめです。
パーテーションに引き戸を取り付けるメリットには、空間の有効活用やバリアフリー化、安全性の向上などのポイントがあります。
基本的に、引き戸は横方向への軽いスライド動作で開閉でき、扉の可動スペースが少なく済みます。そのため、狭く限りがある空間でも効率的な導入が可能です。
また引き戸の開閉操作の容易さは、高齢者や車椅子を使用する方にも優しい設計になっています。この特性は、空間のバリアフリー化の実現に大きく貢献できるでしょう。
さらに、引き戸は通路や室内に扉のパネルが飛び出さず安全です。そのため、勢いよく開けた扉に人が接触してけがをするリスクを軽減できます。特に、人の往来が多い空間ではメリットが大きいでしょう。
このように、引き戸をパーテーションに取り付けると、多くのメリットを生んでくれます。
パーテーションへ引き戸を取り付ける際は、導入後の動線や、扉の開閉スペースに注意した導入が大切です。
そのためにも、導入前に空間内の主要な動線を把握し、引き戸の位置や開閉方向を慎重に検討しておきましょう。また引き戸の可動スペースを考慮して、什器や設備との干渉や、通路幅への影響など、実測を交えた検証をしておくことも大切です。
ここでは、これらの2つの注意点を踏まえながら、快適な空間の実現を目指すに当たり確認しておきたい3つのポイントを解説します。
パーテーションへ引き戸の設置を検討する際、まず既存パーテーションのタイプを確認しましょう。
パーテーションには大きく分けて、ローパーテーションタイプと施工タイプの2種類があり、それぞれ取り付けできる引き戸の種類が異なります。
ローパーテーションは、床に直接置いて使用する背の低いパーテーションで、移動や配置変更が容易なことが特徴です。一方、施工タイプは床と天井に固定するパーテーションで、頑丈な構造が特徴です。施工タイプの中にはパネル上部が開放されているものや、床と天井で支柱が固定されているものなどもあります。
前述したパーテーションのタイプに基づいた、引き戸の適切な設置方法の確認も、引き戸を取り付ける際に確認しておきたいポイントの一つです。
ローパーテーションタイプは、設置工事を要さず簡単に設置できます。一方、施工タイプのパーテーションは、設置に工事が必要です。床と天井に固定されている構造上、引き戸のレール設置や支持部材の補強など、専門的な施工が求められるでしょう。そのため、パーテーションの施工工事の専門知識を持つ業者が介入して工事を行うケースが一般的です。
既存のパーテーションに引き戸を取り付ける際は、設置場所の詳細も忘れずに確認しましょう。
特に施工タイプのパーテーションの場合、設置場所の条件で必要な工事の範囲が大きく変わります。具体的に確認しておきたいポイントの一つが、引き戸を取り付ける間口の広さです。一般的に、間口が120cm以下の場合は、引き戸の取り付け工事のみで対応が可能です。しかし120cmを超える場合、並行してパーテーションの新設工事が必要になります。
このように、設置場所の条件は工事の規模や費用に直接影響を与えます。そのため、計画段階で詳細な寸法確認を行い、工事の範囲を確認しておくことが重要です。
パーテーションに引き戸を取り付けるための確認を行ったら、実際に引き戸を取り付けていきましょう。
ここでは、パーテーションへの引き戸の取り付けの事例を2つ紹介します。
施工タイプのパーテーションで、設置箇所の間口が120cm以下の場合、比較的シンプルな工事で引き戸の設置が可能です。
基本的な施工手順としては、間口上部にレールを取り付け、そこに引き戸を吊り込んで完了します。ただし、既存の間口の形状によっては、一部パーテーションの解体や追加設置が必要になる場合もあります。
また引き戸のデザインは、既存のパーテーションとの調和を考慮したり、アクセントにしたりなど、さまざまな選択肢から選ぶことが可能です。例えば、木目調の扉や、スリットガラスを組み込んだタイプなど、演出したい雰囲気に合わせた柔軟なカスタマイズができます。
既存のパーテーションが施工型で、設置箇所の間口が120cm以上の場合、パーテーションの一部新設と引き戸の取り付け工事の両方が必要です。ここでは、このような工事の具体的な取り付け例を3つ見ていきましょう。
アルミやスチールの施工型パーテーションに引き戸を新設して組み合わせると、デザイン性も高いため、様々なシーンで人気があります。高さや幅、ドアの種類や素材、レールの種類など、様々なカスタマイズも可能です。そのため、用途や設置場所に合わせて、自由なデザイン性を持ったパーテーションとしても人気があります。ドアを外に開く必要がなく、場所を取らずに利用することができます。また、小さな力で、軽く開いて静かに閉まる静穏性と省スペースを実現します。
ガラスパーテーションと引き戸の組み合わせは、モダンで開放的な空間を実現できます。
透明なガラスパーテーションを使用すると、空間に圧迫感を与えることなく、視覚的な広がりを演出できます。また明るさや開放感を重視する場合は、ガラスの特性を生かした透明性の高い仕様にしたり、プライバシーを重視する場合は曇りガラスを採用したりなど、目的に応じた選択が可能です。このように、ガラスパーテーションと引き戸の組み合わせは、機能性とデザイン性を兼ね備えた空間の創出を可能にします。
施工型パーテーションに比べて、ローパーテーションへの引き戸の設置は、工事が必要ないため手軽です。床面にキャスター付きの引き戸を設置するだけで、スムーズな開閉動作を実現できます。
このような設置を行う際は、既存のパーテーションと同じメーカーの引き戸を選択すると、統一感のある仕上がりになるのでおすすめです。また移動や配置変更も容易なため、人事異動や組織の再編に伴うオフィスのレイアウト変更の際も、柔軟に対応できます。ローパーテーションと引き戸の組み合わせは、シンプルで効果的な間仕切りを可能にしてくれるでしょう。
扉の設置が物理的に難しい場合でも、代替手段を使えば効果的に空間を仕切ることが可能です。
主な選択肢に、カーテンとアコーディオンカーテンの2つの方法があります。
カーテンは、パーテーション上部にレールを設置すれば、簡易的な間仕切りが可能になります。完全な遮音性や施錠機能は期待できませんが、目隠しには十分な効果を発揮するでしょう。
一方、アコーディオンカーテンは、より強固な間仕切りとして機能します。カーテンと同じくパーテーション上部にレールを設置する工事が必要ですが、カーテンに比べると耐久性が高く、必要に応じて鍵を取り付けることも可能です。
空間に合った適切な引き戸を設置するには、現在設置しているパーテーションの種類や設置場所を確認したり、工事の有無や開き口の大きさを確認したりなど、確認が必要になります。
確実な設置や導入工事は、パーテーション施工のプロへの相談を検討しましょう。
パーテーションラボでは、小指一本でも開けやすい超軽量設計かつ手を離すと自動的に閉まる引き戸などを取り扱っています。扉が全開の状態から閉める際は、自動でブレーキがかかる機能なども備えているため、病院や介護施設はもちろん、工場、保育所、オフィスなど、幅広い施設に導入しやすいのが特徴です。また650mmから1600mmまでの豊富なサイズ展開や、さまざまなカラーバリエーションの引き戸があるため、既存のパーテーションとの調和や、空間デザインの創造性を高められます。
オフィスや店舗など、限られた空間を効率的、かつ機能的に活用したいというかたは、ぜひパーテーションラボへご相談ください。
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