ローパーテーションの便利な使い方

 

ローパーテーションを最大限活用するためには、効果的な使い方を知り、さらに高さや素材のバリエーションを知ったうえで、使用用途に適したタイプのものを選んでいくことが大切です。
今回は、そのために役立つ情報をご紹介します。
 

ローパーテーションの効果的な3つの使い方

ローパーテーションの使い方の効果的な方法として、おもに以下の3つが挙げられます。それぞれの使い方についてご説明しましょう。
 

オフィスの開放感を残したまま部署ごとなどの区切りができる

ローパーテーションは「部署ごとの区切りをある程度つけたいけれど、各部署間での意見交換や交流もあるので、壁などで完全に区切りたくない」という際にはうってつけです。
 
1m少々の高さ程度のローパーテーションで部署ごとなどの区切りをつければ、座っているときは他部署の目線があまり気になりませんし、意見交換や交流がしたいときは立てばすぐに話せる、交流できるという利便性が生まれます。
 

閉塞感を感じさせない打ち合わせスペースや接客スペースづくりができる

打ち合わせスペースや接客スペースを完全個室にしたいと考える会社もある一方、そうしたスタイルを好まない会社も少なくありません。
 
「あまり閉塞感を感じさせたくない」「打ち合わせ中、接客中に話の流れに応じて担当者をすぐ呼べるよう、声がある程度周りに聞こえる環境を作りたい」というニーズにも、天井までがっちり区切ることのないローパーテーションならしっかり対応できます。

ちょっとした「目隠し」としての活用

収納が少なく、「接客スペースから備品置きスペースが丸見え」などという状態になっているオフィスも少なくありませんが、それらをローパーテーションで目隠しする、という使い方もおすすめです。
 
天井まで届くハイパーテーションだと、ガッチリと囲みすぎている感が出てしまいますが、上部が開放的なローパーテーションなら違和感なく隠せるというのが大きなメリットです。
 

ローパーテーション導入における2つの注意点

ローパーテーションにはさまざまなタイプがありますので、選び方には注意が必要です。具体的な注意点として、以下の2つが挙げられます。

 
▼使用用途に適した高さのものを選ぶ
▼オフィスに適した素材のものを選ぶ
 

机周り・ミーティングスペース・会議スペースなどの用途に応じて高さを使い分けよう

ローパーテーションにはさまざまな高さのものがありますが、机周りに使う場合はローパーテーションの中でも低めのものを、軽いミーティングなどのスペースには中ぐらいの高さのものを、会議や接客スペースに使う場合は高めのものを、といった用途に合わせた選び方がおすすめです。
 
具体的には、机周りの場合は、立てばすぐに周りとコミュニケーションができる1.1m前後の高さがおすすめです。
 
ミーティングスペースなら、立っても目線はほぼ隠せるものの声などは通りやすい1.5m前後、そして会議や接客スペースの場合は、立っても目線が完全に隠れて落ち着き感が得られる1.9m前後の高さがおすすめです。

素材の違いを理解し、オフィスに適したタイプのものを使う

パーテーションによく使われる素材としては、布張りタイプやメラミン板タイプ、ポリ板タイプなどがあります。
 
布張りタイプは、木質のボードにポリエステル製の布地を張ったタイプで、ローパーテーションにもっともよく使われている素材です。カラーバリエーションが豊富で、画鋲やマグネットが使えるものもあるため、オフィスレイアウトに合わせやすいでしょう。
  
メラミン板タイプはメラミン樹脂板を使ったもので強度があり、「半透明のパーテーションが使いたい」などのニーズにも応えられるのがメリットですが、画鋲・マグネットなどは使えないというデメリットがあります。
 
ポリ板タイプはベニヤにポリエステル樹脂の化粧紙を張ったもので、こちらもメラミン板タイプよりは安価ですが、布張りタイプのように「中の木質ボードの吸音性や吸放湿性を生かす」ということができないというデメリットがあります。
 
総合的に見ればやはり、オフィスには布張りタイプがもっとも使いやすいという傾向があります。特にデスク周りにおいては、布張りタイプがおすすめです。
 

ローパーテーションの使いどころと選び方を知ろう

ローパーテーションには「部署ごとの軽い区切り」「打ち合わせスペースや接客スペースとしての区切り」「ちょっとした目隠し」などといった使い方があり、それぞれの使い方に適した高さと素材のものを選ぶことが大切です。
 
今回ご紹介した使い方や選び方のポイントを押さえて、皆様にピッタリのローパーテーション選びをしましょう。