1.オフィスの代表的な造作壁「LGS」

 オフィスや店舗など施設の内装を間仕切る際、パーティション以外に候補に挙がってくることがあるのが、「造作壁」です。

一般的にオフィスで言われる造作壁とは、写真の様に、支柱となる軽鉄を建て、その上に石膏ボードを貼り付けた、「LGS」壁の事を指します。

店舗、マンション、オフィスなど多くのシーンで活用されており、建物を構成する壁の中で、非常に多く採用されることになります。それまでの従来工法で、壁種のひとつである「コンクリート下地壁」と比較すると、メリットは充分な強度を持ち合わせながら、手軽に施工が出来るという点です。壁厚が薄くて済み軽量、そして様々な性能を持つLGS壁があるということが強みです。さらには耐震性にも優れています。

 

「LGS」とは、ライトゲージスタッドの略で、日本語に直すと軽量鉄骨下地となる。 厚さ1.6mm〜4.0mm程度の軽量形鋼である。 LGSは、2mm程度の肉の薄い鉄板に亜鉛メッキした物で、C形断面の物が多い。 他に溝形、山形、Z形などがあり、鉄骨造や鉄筋コンクリート造などの建物で、壁や天井の下地材として用いられている。

 

LGS(えるじーえす)とは「ライト ゲージ スタッド」の略です。

 

LIGHT(軽量)

GAUGE(規格)

STEEL(鉄)

 

日本語に訳すると「軽量鉄骨下地」。  鉄骨造や鉄筋コンクリート造などの建物で、壁や天井の下地材として用いられています。厚さ1.6mm~4.0mm程度の軽量形鋼で骨組みを組み、LGSを建てた後に、石膏ボードを張っていくことになります。その上にクロスなどの意匠を貼り付けて、デザイン性のある壁を設置することができます。

 

 

2.「LGS」に比べて、工期短縮・トータルで低コスト、それだけに留まらないパーティションの強み

 LGS壁は、石膏ボードの表面に、通常は壁紙を貼りますので、パーティションとは違い、建築壁風になるのが見た目の特長ですが、基本的にLGS壁は出来上がるまでに手順と時間が必要になってきます。

その分だけ強固な壁が出来上がることになる訳ですが、完成までには時間がかかってしまいます。

そして強固な壁になっている分だけ、施工した後に必要なくなった場合、解体するのがとても大変で大掛かりです。費用がかさみ、時間もかかり、解体時の騒音も大きいということにもなります。

また、原状回復のために解体した廃材は、産廃(産業廃棄物)として処理しなければならないため、さらにコストがかかってしまうという点もコスト上のデミリットです。

事務所に造作壁を新設する場合、電気工事や壁紙や仕上げ材の種類によっても変わりますが、大雑把には1週間〜10日程度の工期が目安となります。

 

造作壁 造作壁解体

 

一方、施工型ハイパーティションは、シンプルな仕様故に、工期の短縮・低コストが魅力です。

スチールパーテーションよりも、アルミパーテーションの方が、工事費用は安く設置できます。

造作壁よりも安価におさまる場合も多いです。パーテーションの工期については大規模で無ければ、1日〜2日程度の短納期で納めることができます。

 

施工型ハイパーティションは、シンプルな仕様故に、工期の短縮・低コストが魅力です。  スチールパーテーションよりもアルミパーテーションの方が、工事費用は安く設置できます。小規模であれば造作壁よりも安価におさまると場合が多いです。パーテーションの工期については大規模で無ければ、1日〜2日程度の短納期で納めることができます。

パーテーション工事が選ばれる理由として、工期短縮・費用面は勿論、再利用の面でもメリットがあります。先行き不透明な昨今、あらゆる事態を想定して「可変性」に優れたプランや、転用の「柔軟性」を得られるのは造作壁に比べて大きなメリットです。

 

加えて、LGS工事に比べるとオフィスの通常業務も妨げにくく、「クリーンな工事」が可能。業務をしながら工事ということも検討ができる現場もあります。ということは、「業績に関わる生産性」にも寄与することもあり得ります。この点も「工事費用」の削減に貢献します。

移転後にも「再利用」できるとういう強みがあります。C工事レベルでの空間の間仕切り内装において、パーティションの可能性と優位性には、必要にして十二分以上の機能性、費用対効果のバランスに優れている点で、積極的に選ぶ理由があります。

オフィスの壁の選択肢の1つ、施工型パーテーションは、施工工程で複数の作業が必要となる造作壁に対し、少ない工程で設置が可能です。そのため造作壁に比べて、低価格かつ短期間で設置できる特徴があります。オフィスのリニューアルのケースでも業務時間外の夜間工事のみ、または業務をしながらの施工が可能なケースもあります。「生産活動」を止めることなく、もしくは最低限の支障でロスで済むということは、経営的な観点で、工法選択における重要な要素になります。

さらに造作壁のデメリットである「あとで設置位置の変更が効かない」という点も、パーテーションであれば問題になることはありません。
パーテーションであれば、容易に解体・再利用ができます。会社であれば社内人数の増減や部署の異動、移転は起こりえることですが、パーテーションであれば必要に応じて解体し移動転用してのレイアウト変更が可能。引っ越ししても再利用ができます。また、LGS壁の工事に比べれば、粉塵や騒音の発生など圧倒的に少なく、環境に優しいという点も強みになります。オフィス業務を並行しながらの工事が可能となるケースも少なくないことから、様々な観点で「フットワークの良い工法」と言えます。

 

オフィス引っ越し 施工型ハイパーティション

 

LGS壁に比べて、デミリットとして、「遮音性」が高くないことや、曲線を描くことができない「デザインの自由度」も挙げられますが、それも遮音性を高めるスチール素材や吸音材を組み合わる工夫でオフィスの機能性を担保することが可能ですし、アルミやスチールのフレームとガラスなど、様々なパネルの組合せで、パーティションでも拘りの高い内装デザインが叶います。

 

 

施工型パーテーションの最大の特徴は解体・再施工が可能なことです。つまり、可能な限りの経済活動を行いながら社員を守るためにコスト削減をするウィズコロナ、アフターコロナ時代にピッタリなソリューションと言えます。

施工型パーテーションの最大の特徴は解体・再施工が可能なことです。

 

 

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