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パーテーションはオフィスや学校などさまざまな場所で活用されているため、目にしたことがある方も多いでしょう。例えばオフィスで「部署ごとにまとまったデスクスペースを取りたい」や「会議室を増やしたい」などのレイアウト変更が必要になったとき、パーテーションを設置すれば、空間の悩みを解決できます。
本記事ではパーテーションについてより詳しく知りたい方に向けて、パーテーションを設置するメリットやその種類、オフィス空間でのパーテーションの活用方法などを紹介します。パーテーションを導入する際は、ぜひ参考にしてください。
パーテーションとは「区切り」の意味を持つ言葉で、空間を構成する間仕切りや壁のことです。
パーテーションを設置する目的は、完全に独立した部屋を作ったり目隠し程度の間仕切りを設けたりなど、多岐に渡ります。
またパーテーションは単に間仕切りをする役目だけではありません。設置する空間が目指す雰囲気をパネルの色や素材で演出したり、空間に合った特長のあるパネルで部屋の機能性を上げたりすることもできます。
オフィスなどの空間にパーテーションを設置するとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは主に3つのポイントを紹介します。
パーテーションを効果的に設置すると、周囲の視線を遮れるため、プライバシーを保護できます。
床から天井までの高さがあるハイパーテーションを設置すれば、独立した空間を作れるので、個人情報や機密情報などを扱うオフィスではセキュリティ対策にもつながるでしょう。
またパーテーションのドアや壁にパスコードやカードキーなどの電気錠を付けると、アクセス権を与えられた社員のみが入室できる、セキュリティ効果の高い空間を作ることも可能です。
防音や遮音効果のある素材でできたパーテーションを設置すると、音漏れや室外からの音の侵入を防げます。
会議室の壁が薄いと、社外秘の情報を扱う重要な会議の声が音漏れしてしまう恐れがあり、好ましくありません。また応接室で来客をもてなす際も、室外からの声や騒音が入ると、気が散ってしまう可能性があるでしょう。
防音や遮音効果の高いパーテーションを設置すれば、音漏れや騒音に配慮した仕事に集中しやすい環境を作れます。
パーテーションは空間デザインの一部の役割もあるため、オフィスなどのデザイン性を上げることも可能です。
一般的にオフィスや事務所などの空間は、無機質で単調な色使いになりやすいでしょう。そこでパーテーションの色や素材にこだわったり、植物や装飾などを取り入れたりすると、オフィスがおしゃれな空間に生まれ変わります。
また「温もりが感じられるフロア」や「落ち着いた印象の部屋」などオフィスが演出したいイメージに合わせて、パーテーションの色や素材を選ぶのもおすすめです。パーテーションの機能性だけではなくデザイン性も加味して選ぶと、社員だけではなく、オフィスを訪れる社外の方からも印象が良く、居心地の良い空間にできるでしょう。
空間を効果的に仕切ったりデザイン性を向上したりできるパーテーションには、さまざまな種類の物があります。ここでは主なパーテーションの種類を9つ紹介します。
アルミパーテーションとは、さまざまな空間に対応できるスタンダードなパーテーションです。
シンプルな構造と可動性を持つアルミパーテーションは、アルミ製のフレーム部分にパネルをはめ込んで使用します。パネルの色や素材などのバリエーションが多いため、必要なシーンや目指したい雰囲気に合わせて、空間をデザインできるのも特長です。
またアルミパーテーションは軽量で扱いやすく、レイアウト変更にも柔軟に対応できます。他の種類と比較して比較的安価なため、導入を検討しやすいのも魅力でしょう。
オフィス空間全般や店舗などの施設、倉庫やトランクルーム、工場など幅広い分野で使用されています。
スチールパーテーションとは、高級感を演出したい空間や機能性を重視したい方におすすめのパーテーションです。
スチールパーテーションは一般的にスチール(鉄)と石膏ボードで作られており、フレームがパネルに内蔵されています。そのため継ぎ目が目立たず、スマートな見た目です。パネルが堅牢で重厚感があるので、耐火性や耐久性などの機能性も優れているのも特長です。
また中空パネル構造のスチールパーテーションは遮音性や防音性にも優れており、中空部分にロックウールを充填するとさらに高い遮音性を実現できます。
一般的にはオフィスの受付やエントランス、会議室や応接室、セミナールームや病院など、デザイン性だけではなく、秘匿性や機能性が求められる空間に好んで使われています。
ガラスパーテーションとは、デザイン性や開放感、明るさを重視したい空間に適したパーテーションです。
一般的にガラスパーテーションは、アルミやスチールのフレームにガラスのパネルを組み合わせて施工します。ガラスの透過性により、採光に優れた明るく開放感のあるおしゃれな空間を実現できます。ガラスのパネルは可視性もあるため圧迫感を覚えにくく、オフィス空間を広々とした印象にしてくれるのも特長です。
また他の素材のパネルとガラスのパネルを組み合わせたり、すりガラスやクモリ処理が施されたガラスを使用したりして、プライバシーの配慮を行うことも可能です。
ガラスパーテーションは一般的にオフィスのリフレッシュコーナーやサーバールーム、喫煙室、コワーキングスペースや会議室などあらゆるシーンで活躍しています。
ローパーテーションとは、天井まで届かない低い間仕切りで、気軽にオフィス空間に取り入れやすいパーテーションの一つです。
ローパーテーションは人の目線を完全に遮らずに空間を仕切れるので、オフィスのオープンさを保ちつつも、効果的に仕切られた空間を演出できます。また基本的にローパーテーションの設置には工事が不要なため、オフィスのレイアウト変更にも簡単に対応できるのが特長です。
ローパーテーションはデスクの上に置いて使う物から2メートルくらいの高さがある物までバリエーションが多く、さまざまな色や素材から空間に適した物を選べます。
ローパーテーションはその手軽さから、ワークスペースやWeb会議などを行うコールブース、商談コーナーや塾の個別学習ブースなどさまざまな空間に広く使用されています。
スライディングウォールは、天井に設置したレールにぶら下がっているタイプの、移動式パーテーションです。
スライディングウォールを設置すると、少人数の会議から会社全体の集会まで、目的に沿った大きさの空間を作れます。使用していないパネルは壁側に格納できるため、オフィスの限られたスペースを有効活用できるのも特長です。
スライディングウォールのパネルは、女性でも動かしやすい軽量の物や遮音性に優れた物など、さまざまな機能性から選べます。レールに沿ってパネルを動かすだけで、簡単に部屋を仕切れる手軽さも魅力です。
一般的に人数に合わせて空間を演出できる宴会場やホール、結婚式場やホテル、学校やオフィスの会議スペースなどに広く使われています。
スライドドアは、横方向にスライドさせて開閉ができる、ドアの機能性を併せ持ったパーテーションです。
一般的にスライドドアは、天井に設置したレールから吊り下げたドアが、レールに沿って動くように設計されています。スライドドアは床にレールの設置が必要ないため、車椅子や移動式ベッドなどが通りやすく、バリアフリーに配慮した空間を作れるのも特長です。
またスライドドアは少しの力で開閉ができるので、幅広い年齢層に適しています。ドアが閉まる途中にスピードダウンする設計のものを選べば、幼児や高齢者が間に挟まれて怪我をする可能性が低くなるのでおすすめです。
スライドドアは横方向に動くので、開閉するときの前後の余白面積が必要なく、通路が広く取れない小さなオフィス空間にも設置できるのも魅力です。
スライドドアはその機能性から、オフィスだけではなくホテルなどの商業施設、学校や病院、保育園や幼稚園、介護・福祉施設や老人ホームなどに幅広く使用されています。
ホワイトボードパネルは、パーテーションの壁面が特殊UV樹脂を使ったホワイトボードになっているパネルです。
会議室などのパーテーションの一部にホワイトボードパネルを組み込むと、後付けのホワイトボードを設置するスペースを省き、空間を有効活用できます。マグネットを使って資料を掲示して掲示板の役割を持たせたり、プロジェクターからの映像を投影してスクリーンに使用したりできるのも、ホワイトボードパネルの特長です。
また会議中のアイデアなどを簡単にメモしやすいため、ホワイトボードパネルを設置すると社員同士のアイデアの共有が促進したり、プレゼンテーションの利便性が高まったりする効果も期待できます。
ホワイトボードパネルは、オフィスの会議室やワークスペース、幼稚園などの学校や塾、レクリエーション施設、子ども向けの商業施設などで幅広く活用されています。
アクリルパーテーションとは、アクリル板の間仕切りで飛沫の飛散を防止して感染症の予防の目的で使用されることが多いパーテーションです。
コロナ禍以降にオフィスや飲食店などで導入されたため、目にしたことがある方も多いでしょう。アクリルパーテーションは透明なので、視界を遮らずに対面した相手と会話ができるだけでなく、咳やくしゃみによる飛沫感染を防止してくれます。さまざまな対面シーンに合わせたサイズがあり、耐久性に優れているのもアクリルパーテーションの特長です。
アクリルパーテーションはオフィスや病院の受付窓口や商談スペース、レジ前やレストランなどで使用されています。
会議室の声が外部に漏れたり、Web会議やWeb面接の際に音の反響で相手の声が聞こえにくかったりなど、オフィス空間の音環境を整えてくれるのが吸音パーテーションです。
一般的に音は壁や床、天井などの面に反響して明瞭度が下がると聞き取りにくくなります。そこで吸音素材のパーテーションを設置すると反響音が抑制され、音を聞き取りやすくなるのが特長です。
吸音パーテーションはオフィスでの商談スペースやWeb会議用のブース、会議室や録音スタジオ、ホームシアターや病院、学校などさまざまな場面で活用されています。
ここまでパーテーションのさまざまな種類と、その機能性を紹介しました。ここからはオフィスでパーテーションを活用する方法を3つ紹介します。
オフィスの中でパーテーションを活用できる場所の一つが、会議室です。
特にスチール性のハイパーテーションを設置して遮音性や堅牢性を高めると、重要な議題や商談の会話の内容が外部に漏れるリスクに配慮できます。
またパーテーションにセキュリティロックを設置すると防犯性が高まり、重要な書類や機密情報を保管しておく部屋の設置も可能になります。
社内用の打ち合わせスペースも、パーテーションを活用できる場所の一つです。
パーテーションを活用すれば、一つの空間に簡易的な別空間を作れます。社員用の集中ブースや軽い打ち合わせ用であれば、密室性の高さや遮音・防音性を必要としないため、アルミパーテーションやローパーテーションを設置すれば十分なスペースを確保できます。
空間を間仕切りするパーテーションの本来の機能を生かして、打ち合わせの内容や頻度に合わせたスペースを設け、社員が快適に仕事をできるオフィスを目指しましょう。
パーテーションを活用すれば、オリジナル性の高いロビーや待合室を作ることも可能です。
例えば会社の企業イメージに沿った色や素材などを使用した、デザイン性が高いハイパーテーションやローパーテーションを組み合わせれば、ロビーに企業らしさを反映できます。
待合室のパーテーションの色や素材にもこだわり、観葉植物やフラワーボックスなどのインテリアの要素を加えると、来客がリラックスしやすい雰囲気を演出できるでしょう。
パーテーションを使用してオフィスの間仕切りをすると、プライバシーの保護や防音・遮音、デザイン性の向上など多くのメリットがあります。
さまざまな種類のパーテーションからどのように選んだら良いのか悩んでいる方は、パーテーションラボにぜひお問い合わせください。
パーテーションラボでは専門メーカー直売のパーテーションを数多く扱っており、空間デザインの相談から見積もり、施工まで全てワンストップで対応しています。パーテーションの専門知識を持つプロが、お客さまのニーズに応じたご提案をいたします。
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