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今回は「造作壁」と「パーテーション」を比較しながら、メリットやデメリット、それぞれの製品が適しているシーンをご紹介します。
お部屋の増設に用いる方法として、よく検討されるのが、造作壁とパーテーションです。しかし、どんな違いがあるのか分からず、結局どちらを選ぶべきなのか分からない、というお悩みの声をよく頂きます。
特にオフィスでは、壁や部屋の増設が必要になるタイミングが予想以上にたくさんあります。会議室や、機密情報を扱うクローズな部屋が必要になったり、事務所の人数の増減や部署の新設・統合でレイアウトを変えなければいけない……
そこで今回は、迷った時の参考になるよう、造作壁とパーテーションにはそれぞれどのような特徴があり、どんな違いがあるのかについて分かりやすく解説していきたいと思いますので、同じようにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください!
建物を使い続けるうちに、様々な理由から、部屋や壁の増設が必要になった経験のある方は少なくないかと思います。皆様はそのようなとき、どのような方法を思い浮かべるでしょうか?
多くの方は、いわゆる”壁”=”造作壁”を増設する方法を思い浮かべるのではないでしょうか。
増設の方法はいくつかありますが、今回はそのような場合の選択肢として人気の、「造作壁」と「パーテーション」の2つを比較しながらご説明いたします。
「パーテーション」と聞いて不思議に思われた方もいらっしゃるでしょうか?
多くの方が「パーテーション」と言われて思い浮かべるのは、置くだけで完成する「ローパーテーション」と呼ばれる製品が多いかもしれません。しかし、パーテーションには「施工型」と呼ばれる、床・壁・天井に取り付ける工事を伴うものがあります。
「施工型パーテーション」と聞いてもあまり馴染みのない方も多いかもしれませんが、オフィスに部屋や壁を増設したいとき、パーテーションは非常に優秀なアイテムなのです。
造作壁とパーテーションで、その目的により向き・不向きがあるため、オフィスへの壁や部屋の増設の際、「どちらが自分のオフィスに最適な選択なのだろう?」とお困りの方もいらっしゃるかと思います。そこで次に、造作壁と施工型パーテーション、それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
① 造作壁の特徴とメリット・デメリット
※ (写真)当社パーテーションラボのショールームも、入り口にはカーブを描く造作壁を採用しています
多くの方が「壁」と言われて想像するような壁は「造作壁」と呼ばれるものです。遮音性が非常に高いのが特徴で、音が伝わらないような空間を作りたいときなどに適しています。また、かなり自由に設計することができ、「タイル施工」「グラフィック施工」「塗装施工」「クロス(壁紙)施工」など仕上げの種類も豊富なため、希望するデザインを柔軟に実現することができます。 建物の主要構造ではなく後付の壁になりますが、一度設置したら自由に移動ができず、取り壊すより無くなってしまうため、目的や用途をしっかりと考え、予め計画を立てて施工する必要があります。
メリット
○ 遮音性が高い
○ カーブなど形の自由度も高く、デザインが豊富
デメリット
○ 複数の工程が必要になるため時間がかかる
○ 移転・レイアウト変更時には取り壊さなければならない
造作壁が向いている場合
高い遮音性が必要な場合や、タイルを使用したり、曲線を含むようなデザインを取り入れたい場合など。
② 施工型パーテーションの特徴とメリット・デメリット
複数の工程が必要な造作壁に対し、パーテーションは一工程のため、コストを抑え、かつあまり時間をかけずに施工することができます。さらに、施工型パーテーション最大の特徴は解体・再施工が可能なことです。 例えば部署の異動や増員など、現状のオフィスレイアウトでは不便になることや、オフィスの移転などは、会社であれば珍しくないことです。そのようなときに、パーテーションであれば、一部を解体して必要な部分を増設することや、お使いいただいているパーテーションを解体して、引越し先でもそのまま使っていただく、ということが可能なのです。
また、かつては一般的な既存の壁に馴染むよう、ホワイトやアイボリーといった色が主流だったパーテーションですが、現在ではデザイン性にも注目が集まり、非常にたくさんのカラーが販売されています。最近では”ガラスをふんだんに使用したパーテーション”に人気が集まっていますが、ダイノックシートの利用やメラミン化粧合板などを使用したパネルなども製作可能のため、組み合わせることで百万通りのデザインの実現も可能です。施工型パーテーションもまた、いろいろな色を組み合わせて自由に空間を作ることができるのです。
○ 移転やレイアウト変更の際には解体・再施工が可能
○ ランマ(パネル上部)を塞ぐ・塞がないなど、いくつかの施工方法があるため、 コストを抑えての施工も可能
○ 工程が少なく、施工が最短数時間で終わる場合も
○ 遮音性が造作壁に比べて劣る
○ 曲線を作ることが出来ないなど、デザイン性が造作壁に及ばない
施工型パーテーションが向いている場合
オフィス移転や事業拡大など、将来レイアウトの変更が考えられる場合や、なるべくコストを抑えたい場合、工事のために長い時間業務をとめることができない場合など。
実際に、造作壁と施工型パーテーションの二つを比較、検討されたお客様の中には、最終的に「造作壁の半額で工事ができた」とお話しいただいた例もあります。
造作壁とパーテーションを比較した上で、施工型パーテーションを選択していただいたというお客様へのインタビューも掲載しておりますので、併せて参考にしてみてください。
【施工事例】オフィスに部屋を増設するなら、パーテーションがオススメ! その理由とは?(渡辺製作所さま)
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