昨年はコロナ禍を脱し、リモートワークから常時オフィスへの出社に戻した企業がとても増えました。

アフターコロナと言われる現在、オフィスには「可変性」と「柔軟性」は必須として、施工型パーテーションでのオフィス作りの需要が高まっています。

今回は、アフターコロナのオフィス向けパーテーションの種類と特徴について解説します。

 

1.そもそも「パーテーション」とは?

 パーテーションとは、様々な場所で用いられる間仕切り壁のことです。

オフィス内を仕切るときの壁や独立した部屋を作るときなどに使用されています。

 

 

施工型のパーテーションの種類には「ハイタイプ」と「ロータイプ」の2種類があり、用途に合わせて様々な使い方ができます。

例えば、ハイタイプは天井から床までを仕切ることができる背の高いパーテーションなので、会議室や応接室をつくりたいときには最適です。

一方で、ロータイプは120cm〜190cmの高さが多く、執務室内の一区画や応接スペースをさらに区切るための中間壁のような使い方ができます。周囲の視線を遮ることができるので、商談スペースやWEBミーティングなどの用途の集中ブース用などでもよく使われています。

パーテーションは、LGS造作壁では不可能な、撤去後の移設利用も柔軟に行えるというメリットがあります。社員数や働き方に合わせてオフィス空間を自由にレイアウトできるという点から、様々な企業のオフィスで積極的に導入されています。

 

2.ウィズコロナ→アフターコロナの働き方の変化

 オフィスのレイアウトは、従業員数や用途だけでなく、働き方の変化によっても変化してきました。

かつては一人一台の固定デスクが主流でしたが、近年ではオフィス内で固定席を持たず、ノートパソコンなどを活用して自由に席を選ぶワークスタイル(フリーアドレス)を取り入れる企業も増えました。

さらに、2020年以降は新型コロナウイルスの影響により、戦略的なテレワークを導入する企業が増え、働き方そのものが大きく変化しました。

この時期を契機に、ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)という、時間と場所を自由に選択できる働き方が広まり、出社回数の見直しやオフィスの規模縮小など、「オフィスの必要性」を見直す企業も現れました。ABWは、その都度最適な環境で仕事ができるため、業務効率の向上やワークライフバランスの改善、オフィススペースの最適化によるコスト削減といった効果が期待されます。

しかしながら、「働く場所や時間を固定化しない」ということは、上司が部下の働き方を管理しにくくなるという問題につながります。勤務態度が見えにくいため、成果だけで評価しなければならず、マネージャー職が判断に苦しむことが増えました。

さらに、チャットベースのやりとりが増え、コミュニケーションが不足しがちになるデメリットも生じました。部署や会社全体で従業員がコミュニケーションを取る機会を積極的に設けないと、孤立化が進み、従業員の離職要因にもなりかねません。

だからこそ、アフターコロナとなった今、企業ごとのオフィスの課題を整理し、「従業員が働きやすい環境」「生産性を高めるワークスペース」に焦点を当て、オフィスをリデザインする必要性があります。

 

3.アフターコロナで求められるオフィスのカタチとは?

 ウィズコロナ時代のオフィスは、テレワークの推奨やオフィス内での非接触・感染症対策といった「オフィス内の分離」が求められていました。しかし、アフターコロナとなり、オフィスのニーズも少しずつ変化してきました。

 

アフターコロナのオフィスニーズ

◇一人当たりの事務所面積が縮小・固定費を最低限に抑制(企業成長の拡大/縮小に対応しやすい賃貸契約形態と柔軟な移転の可能性)

◇施設のICT(情報通信技術)機能の確保

◇一人用テレビ会議室スペース・除菌室など、新たな共用部の確保

◇定期的に社員が集合する際の大型会議室にも変化する可変性あるワークスペース

◇面倒な工事不要で、社員レベルでも移設可能な小間仕切り

 

働き方が多様化する今はまさに、「戦略的なオフィスづくり」が求められます。従業員の声に耳を傾け、その企業の働き方に合わせ最適化されたレイアウトこそが従業員のモチベーションアップや業務効率の向上に繋がります。

とはいうものの、オフィスのあり方は不変的ではなく、従業員数や時代の流れにあわせ常に変化し続けなければなりません。

だからこそ、これからのオフィスづくりの鍵となるのが「可変性」と「柔軟性」です。

出勤者とリモートワーク双方に過不足なく対応できる「可変性」と、オープンスペース・Web会議ブース・社内ミーティングスペースといった働き方に「柔軟性」がある環境は、現代のオフィスに必要不可欠な要件と言えるでしょう。

 

4.可変性と柔軟性のあるオフィスを実現する「施工型パーテーション」

 可変性と柔軟性のあるオフィスを実現するために選ばれている内装工事が、「施工型パーテーション」でのオフィスの間仕切工事です。

冒頭でも説明したとおり、パーテーションにはハイタイプとロータイプがあるので、個室を作ったり中間の間仕切り壁として使うこともできます。

施工型パーテーションの最大の特徴は、解体・再施工が可能なこと。通常の壁では、完成までに複数の工程が必要になるため時間がかかったり、移転やレイアウト変更時には取り壊さなければなりません。

その一方で施工型パーテーションであれば、移転やレイアウト変更の際には解体・再施工が可能で、デザイン次第ではコストを抑えての施工も可能です。来型の造作壁であるLGS間仕切と比較すると、工程も削減できるため、スピーディーに工事ができます。

そして、意匠性も取り入れたパーテーションは、デザインや種類も多岐に渡るので、理想の働き方と企業イメージを掛け合わせた内装デザインが実現できます。

 

  • 来客時に使用できる利用人数に応じたミーティングスペースを増設したい
  • WEBでの打ち合わせが増えたので、ワークブースを増設したい
  • 従業員が集まりやすいマルチスペースを設置して、社内のコミュニケーション頻度を上げたい

 

施工型パーテーションなら、上記のような要望や時代の流れにあわせレイアウトを柔軟に迅速に変更できるので、アフターコロナ時代にもピッタリなソリューションと言えるでしょう。

 

5.アフターコロナにオススメ!オフィス向けパーテーションの種類と特徴

 施工型パーテーションの種類は主に、アルミ、スチール、ガラスの3種類があります。

それぞれ見た目やコスト、納期が異なるため、使用する用途に合わせて選ぶことをオススメします。

 

アルミパーテーションの特徴

◇カラーバリエーションが豊富

◇軽くて施工がしやすいため、工期が短い

◇手軽に様々な場所に設置ができる

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スチールパーテーションの特徴

◇フラットで美しい壁面

◇高い耐久性と堅牢性

◇不燃性と遮音性を兼ね備える安心設計

◇重厚感があり、がっしりとした作り

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ガラスパーテーションの特徴

◇明るく開放感があり、室内が視覚的に広く感じられる

◇比較的低価格に、オフィスに高級感を得られる

◇適度な視線が生産性アップや時短に寄与

◇手軽にオフィスにデザイン性を与えられる

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例えば、秘匿性を重視する応接室にはスチールパーテーションがオススメです。音漏れを低減し、集中できるお部屋が作れます。

また、来客時の会議スペースであれば、ガラスパーテーションやアルミパーテーションでデザイン性を持たせたアイコニックな空間にするとクライアントに好印象を与えることができるでしょう。

パーテーションラボでは、3,000色以上のカラーバリエーションを取り扱っており、理想のデザインイメージに合わせたご提案が可能です。また、上記に加えお客様のご希望によりカスタムメイドする「Varie(ヴァリエ)」シリーズで、デザイン性にこだわりたいお客様にもお応えいたします。ショールームをご見学のうえ、ご要望もお気軽にお申し付けください。

 

社員の満足感や幸福度の向上にも影響すす働く空間。アフターコロナのオフィス創りはパーテーションパーテーションラボにご相談ください。

 

 働きやすい職場づくりをすることで、従業員の満足感や幸福度が高まり、企業にとっても社員の定着率や業績向上などのメリットが期待できます。

アフターコロナにおいて、それぞれの企業の新たな働く環境の課題を解決する、「可変性」と「柔軟性」に優れた施工型パーテーションでのオフィス創り。

パーテーションラボのライブオフィス兼ショールーム見学も参考に、ぜひご検討ください。

 

企業のオフィス移転等の間仕切りデザイン・内装工事業者はメーカー直販パーテーションラボ公式サイトにお任せください。

※ ショールーム見学予約受付中ですフリーダイヤルまたはWEBお問い合わせからご連絡ください。

 

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