オフィスの緑化は、現代の企業が直面する課題である、従業員のストレス軽減や生産性向上に対する効果的なアプローチとして注目されています。

以下に、バイオフィリックデザインの観点から、オフィス緑化が従業員のウェルビーイングにどのような影響を与えるか、そして、企業がどのようにして環境を改善し、持続可能な労働環境を実現しているのかを紹介します。

 

1.オフィス緑化のメリット

 オフィス緑化は、オフィス空間に植物や自然要素を取り入れることで、従業員のストレスを軽減し、快適な労働環境を提供するデザイン手法です。

近年オフィス設計にも取り入れらることもあり注目されている「バイオフィリックデザイン」という思想の根底には、「人間は本能的に自然とのつながりを求める」という考え方があります。この考えに基づき、オフィスに植物を配置することが、従業員の精神的なリフレッシュ、集中力の向上、そして生産性の向上に寄与するとされています。

植物には、自然の美しさを感じさせるだけでなく、空気を浄化し、湿度を調整する効果もあります。これは、オフィス内の環境をより快適で健康的に保つための重要な要素です。

また、オフィス緑化は視覚的なリラックス効果を生み出すだけでなく、音の反響を抑える効果もあり、騒音が問題となるオフィス環境でも静かな労働空間を提供します。

緑を取り入れたデザインは、従業員が自然と触れ合う機会を増やし、結果的に彼らの精神的健康をサポートします。

オフィスグリーン|オフィス緑化のススメ

 

「バイオフィリア」の観点から、オフィス緑化がもたらす効果

1. 視覚的なリラクゼーション

観葉植物やグリーンウォールなどをオフィスに配置することで、視覚的にリラックスできる環境を提供します。緑の植物は目に優しく、ストレスを軽減する効果があります。

2. 空気質の改善

植物は二酸化炭素を吸収し、酸素を放出することで、室内の空気質を改善しますが、フェイクグリーンは、本物の観葉植物と比べても劣らない精巧さで、毎日のお手入れの手もかからず、虫もよらないので衛生的に設置できるという利点があります。また、空気清浄効果やリラックス効果も、独自の機能効果をもつタイプもあります。

3. 騒音の軽減

実は植物の配置によっては、オフィス内の騒音を軽減する効果もあります。葉や茎が音を吸収し、反響を減少させることで、より静かで集中しやすい環境を作り出します。

4. 創造性と生産性の向上

自然の要素が取り入れられた環境は、創造性や生産性を向上させる効果があるとされています。自然光や植物の存在は、脳の働きを活性化し、アイデアの発想を促進します。

5. 心理的な幸福感の向上 自然とのつながりを感じることは、心理的な幸福感を高める効果があります。自然の要素がオフィス内に存在することで、従業員は仕事へのモチベーションが向上し、全体的な満足度が高まります。

以上のように、内装緑化には、インテリア性だけではない作用を期待することができます。企業活動や事業成功にも影響をもたらす要素として、戦略的内装プランに貢献します。

 

2.オフィス緑化と従業員のウェルビーイング

 「ウェルビーイング」という言葉は、単なる健康状態の維持を超えた概念であり、身体的、精神的、感情的、そして社会的な側面のバランスを意味します。

オフィス緑化は、これらすべての側面に良い影響を与えることができます。自然の中で過ごすことが人間の精神的な健康に大きな影響を与えることは、科学的にも証明されており、自然と接することができる環境は、幸福感を高め、ストレスを軽減する効果があるとされています。

特に、オフィスに導入された植物や自然要素は、視覚的なリラックス効果だけでなく、疲労の軽減や集中力の向上にも寄与します。これは、結果として従業員の仕事に対するモチベーションを高め、創造性やイノベーションを促進する要因となります。さらに、植物があることで、オフィス全体の雰囲気が柔らかくなり、従業員同士のコミュニケーションも活発になることが期待されます。

 

3.オフィス緑化と従業員のウェルビーイングを意識した企業の取り組み事例

 近年、多くの企業がウェルビーイングの向上を目指して、オフィス緑化を積極的に取り入れています。

パーテーションラボでのオフィスの施工事例として、オフィスの打ち合わせスペースには大々的にと壁面緑化の装飾を設け、自然光も差し込むことでリフレッシュを促す設計を採用しました。また、フリースペースには、卓上の植物が配置されており、従業員は目的に応じてこちらのスペースを自由に活用しながら、視覚的な癒しを教授できる環境下で業務にあたることができます。

別の事例では、製造業の企業が倉庫型の大きなオフィススペースに高さのあるパーテーションを設置し、その中にフェイクグリーンを使用して、維持管理が容易でありながら、自然の風景を感じさせる効果を実現しました。この企業では、従業員が緑に囲まれた中で仕事をすることによって、心身の疲れが軽減され、生産性が向上したという結果を得ています。また、フェイクグリーンの使用により、コストやメンテナンスの手間が省けるため、効率的なオフィス緑化の手法として注目されています。

オフィスグリーンを導入後、従業員の満足度調査で「オフィス環境に対する満足度」が大幅に向上し、同時に仕事の効率も上がったと報告が多く挙げられております。

 

 

4.オフィス緑化の導入プロセスとその効果

 オフィス緑化を導入する際には、まずオフィスのレイアウトや従業員の動線を考慮し、最も効果的な場所に植物を配置することが重要です。

緑化には、自然の植物を使う方法や、フェイクグリーンを使った低メンテナンスのオプションなど、さまざまなアプローチがあります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、企業のニーズに合わせて適切な選択をすることが求められます。

例えば、フェイクグリーンはリアルな植物に比べて管理が不要であり、オフィスのどの場所にも設置が可能です。一方で、自然の植物を使用する場合は、定期的な水やりや手入れが必要ですが、空気浄化や湿度調整といった付加価値を提供します。どちらの方法を選んでも、オフィスに自然要素を取り入れることで、従業員のストレス軽減や生産性向上といった効果を期待できるでしょう。

オフィス緑化の効果は、物理的な環境の改善にとどまらず、従業員の心理的な満足度や仕事に対するモチベーションの向上にもつながります。企業がオフィス緑化に取り組むことで、従業員のウェルビーイングを高め、持続可能な労働環境の実現に寄与することができるのです。

 

5.まとめ

 オフィス緑化は、従業員のウェルビーイングを向上させ、快適で健康的な労働環境を提供するための効果的な手段です。自然とのつながりを感じる空間を創り出すことで、ストレスを軽減し、生産性を向上させることができます。オフィス緑化の導入を検討する企業は、従業員の健康と満足度の向上を目指して、持続可能で調和の取れた空間を提供することができるでしょう。企業がバイオフィリックデザインを取り入れることで、単なる業務効率の向上にとどまらず、組織全体の幸福度とパフォーマンスを高めることが期待されます。

 

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