11月19日は「世界トイレの日」、その意義と背景

1.世界トイレの日とは？

　明日11月19日は「世界トイレの日（WORLD TOILET DAY）」ということをご存知でしょうか？

国連によって2013年に正式に制定され、毎年11月19日に世界中で実施される啓発活動の日です。この記念日は、トイレが公衆衛生、環境保護、社会的平等の結果において重要な役割を普及するために2013年SDGs（持続可能な開発目標）のゴール6である「安全な水とトイレを世界中に」が目指す目標達成に向けて、トイレの必要性や課題に対してしっかりと日として位置付けられています。

Sustainable Development Goals、略称: SDGs〈エスディージーズ〉）の6番目の目標：

「持続可能な開発目標（SDGs）」とは、貧困、不平等・格差、気候変動による影響など、世界のさまざまな問題を根本的に解決し、すべての人たちにとってより良い世界をつくるために設定された、世界共通の17の目標で、6番目の目標が「安全な水とトイレを世界中に」です。「2030年までに、全ての人々の、安全で安あん価かな飲料水の普ふ遍へん的てきかつ衡こう平へいなアクセスを達成する。」ということなどを掲げています。だれもがトイレを利用できるようにして、屋外で用を足す人がいなくなるようにする。 女性や女の子、弱い立場にある人がどんなことを必要としているのかについて、特に注意することなどを謳っています。

現在、世界では20億人以上が適切な衛生施設を利用できない状況にあり、それが健康被害や教育、経済格差をもたらしています。コロナ禍を経て「衛生的で快適なトイレ環境」の重要性が再認識されています。 特に企業において、トイレは従業員の働きやすさや企業イメージに直結し、オフィスの満足度、働きたい会社選びの一要素となっています。

2.コロナ禍見直されたトイレ環境

　新型コロナウイルスの世界的な流行は、トイレを含む衛生環境に対する意識を劇的に変えました。

感染リスクを軽減するために、非接触型設備の導入や清掃頻度の増加が求められるようになります企業のトイレ環境も例外ではなく、以下のような解決策が一般化しています。

1. 非接触型技術の導入
   センサー式蛇口や自動開閉ドア、非接触型ハンドドライヤーなど、接触機会を減らす技術が広く採用されています。これにより、従業員はトイレ利用時の不安感を軽減し、安心をして利用できる環境が整います。

2. 衛生管理の強化された
   定期的な清掃の徹底や抗菌・抗ウイルス加工されたパーティションや内装材の使用が進んでいます。

3. 換気システムの改善
   空気中のウイルスや細菌を拡散させないために、高性能な換気設備や空気清浄機が導入されています。

今後の取り組みは、企業が衛生面に配慮しているという印象を従業員に与え、会社への意識を高める効果もあります。

3.トイレ環境改善による企業イメージと社会的責任

1. 訪問者への印象向上
   トイレが清潔で快適であれば、訪問者に「この会社は細部まで配慮が行き届いている」という好印象を与えます。の一つであるため、特に初対面の取引先や採用面接に応募者に対しては重要な評価ポイントとなります。

2. 持続可能な取り組みへの貢献
   水の使用量を削減する節水型トイレやエネルギー効率の高い換気設備、環境に優しい建材の採用は、企業が環境保護に配慮していることを示すものです。 ゴール6「安全な水とトイレを世界中に」だけでなく、ゴール12「つくる責任つかう責任」やゴール13「気候変動に具体的な対策」にもつながる活動です。企業としての評価を高める重要な手段となります。

3. 従業員の関与向上
   企業がトイレ環境を改善することは、従業員の健康や快適性に配慮していることを示します。このような姿勢は従業員の関与メント（会社への愛着心やコミットメント）自分たちが働く職場が衛生的なことは、日常的なストレスの軽減や仕事への集中力向上にもつながります。

4.働く環境のトイレが、企業の従業員満足度に与える影響

　トイレ環境は、企業が提供する職場環境全体の満足度に直結します。以下の3つの視点から、その影響を考察します。

1. ウェルビーイングの向上
   快適で清潔なトイレは、従業員の精神的な安心感を促進します。 特に女性従業員や多様な背景を持つ従業員を大切にし、トイレ環境の質はウェルビーイング（心身の健康）の意思として重要視されます。コロナ禍を通じて、働きたい環境において、衛生面はより重要な要素となっています。

2. 生産性への影響
   最適トイレ環境が劣悪であると、従業員の集中力やモチベーションが低下することが研究で示されており、事業の生産性の向上にもつながるこが期待されています。

3. 企業イメージの向上
   トイレ職場環境設備にも配慮している企業は、従業員のみならず取引先や訪問者にも好印象を与えます。 特に、トイレは日々従業員が使用する場所であるため、その状態が企業の姿勢を象徴すると言っても過言ではありません。

5.トイレ環境改善を通じた企業事例

　実際にトイレ環境の改善に取り組むだ企業の成功事例をいくつか紹介します。これらの事例は、企業が従業員満足度向上や社会的評価を高めるためにトイレ環境をどのように活用できるか示しています。

1.テクノロジー企業A社のオフィスの事例

A社は、急成長するテクノロジー企業として、従業員の快適さと生産性を重視し、全社トイレリノベーションプロジェクトを実施しました。自動ドア、センサー式水栓、空気清浄システムなどの最新技術を取り入れましたそれで、感染リスクを軽減し、快適性を向上させました。この取り組みにより、従業員満足度調査の結果が大幅に改善され、離職率も低下しました。

2.製造業B社の向上の事例

B社は、老朽化し​​た工場施設の改修プロジェクトとしてトイレ環境を見直しました。抗菌改修や耐久性の高い素材を採用したことで、清掃効率が向上し、メンテナンスコストを削減しました。 、ジェンダーニュートラルなトイレも導入し、全従業員に配慮した設計を採用しました。この結果、B社はダイバーシティ推進企業として地域社会からも高い評価を受けました。

3.サービス業ホテルバックオフィスのC社の事例

C社は、トイレを「リフレッシュスペース」として、アロマと木目パネルを取り入れたナチュラルなデザインに改修しました。 加えて、トイレ内に従業員のメッセージボードや福利厚生案内を設置することで、従業員向けとのコミュニケーション強化にもつながりました。このユニークなアプローチは、従業員の精神的な安定や積極的に取り組みました。

6.パーテーションの活用でトイレ環境を最適化

　トイレ環境改善に欠かせないトイレブースは、 専用のパーテーションで空間効率的に区切りながら、プライバシーを確​​保し、清潔感を守るために重要な役割を行います。シーンや用途に合せて様々な機能やデザインを有し、利用者に快適で安心感のある空間を提供できます。

1.抗菌・抗ウイルス素材の活用

これにより、感染症リスクを軽減するとともに、清掃が容易になるため、衛生的なトイレ空間を維持できます。

2.カスタマイズ可能なデザイン

パーテーションのトイレブースは、利用する施設の雰囲気やブランドイメージに合わせたカスタマイズが可能です。色や材質、配置を工夫することで、トイレ全体の印象を大きく向上させることができます。

3.環境に配慮した素材選び

リサイクル可能な素材や低環境負荷の製造プロセスを採用したパーティションは、企業が環境保護に取り組む姿勢をアピールする手段となります。

安心の抗菌性・耐熱性・耐汚染性が特徴のパーテーションラボのトイレブース。パーテーションラボショールームにて見学可能です。

7.まとめ

　トイレ環境の改善は、企業の従業員の満足度や健康、企業イメージの向上にも直接影響を与えます。また、SDGsに取り組んだ取り組みとして、社会的責任における一課題でもあります。環境を重視することは、長期的なビジネスの成長とブランド価値の向上につながります。

パーテーション専門メーカーであるアイピックが運営するメーカー直販サイトのパーテーションラボは年間5000件以上の豊富な施工実績でトイレ環境改善をサポートします。

快適で持続可能なトイレ環境を提供し、企業のニーズに合わせたゾーニングやレイアウト設計など、トイレの内装工事を企画から施工までワンストップサービスを実現します。

トイレやパウダールームの新設や改修工事をお考えの際は、ぜひパーテーションラボにお問い合わせください。